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恵比寿の家

2018.9
住宅
103.84㎡
東京

住宅は住むための「機会」である。
この住宅はひとりの男性のための住まいである。同時に両親と将来の家族を含んだ3世代の家族が気軽に集まることのできる場所としても位置付けられており、固定的な住宅像に縛られない自由な発想で設計が進められた。
住むこと、働くこと、集まることができる建築の設計プロセスは、個々人の膨大な要求を編集する作業だった。まず法的な最大ボリュームを1.7m×2.2mのモデュールによって5分割し、柱梁ともに100㎜×100㎜のH鋼のみで構成される格子状の形式をつくった。次にその形式のどの部分に床を挿入するか、というゲームをこの建築を使う家族と共有した。
浴室は見晴らしのよい場所がいい。寝室は落ち着いた上の方がいい。ダイニングはパーティができるように下の方がいい。断面的なパズルを通して家族のコミュニケーションが生まれていった。
そこから現れたこの住宅には、家族が与えられた役割を合理的にこなすための「機械」ではなく、複雑で豊かな環境として、気候、用途、人間関係をそれぞれが自由に選び取ることができる「機会」が用意されているように感じている。