CONCEPT
完全キャッシュレスのコーヒースタンド。本店舗は今後多店舗展開する為の1店舗目として企画されており、100店舗つくるための1店舗目として設計を依頼された。カウンターがキャッシャーとしての役割から解放され、純粋なキッチンカウンターに近づいてくる。常連客が固定化し、地元に密着した店舗になる。一店舗目は「北参道コーヒー」だが、二店舗目はその地域の名前が付くことを想定している。「六本木コーヒー」かもしれないし「ニセココーヒー」や「石垣島コーヒー」かもしれない。そのときこの小さなコーヒースタンドの客席はそれぞれの地域の路上やオフィスやリビングになるだろう。 どこの道端にも咲く野草のように、種を増やし、イタリアのエスプレッソバーやイングランドのパブのような商業的地域性・公共性を獲得して欲しい。